介護福祉施設に最適な流し台とは?素材・構造・導入のポイント
- 平井昌司
- 11 分前
- 読了時間: 19分

▶︎1. 介護施設に適した流し台とは?用途と機能の基本

1.1 家庭用とどう違う?介護現場ならではの要件
介護福祉施設で使われる流し台は、家庭用とはまったく異なる設計が求められます。 その理由は、使う人・頻度・用途が多様で、安全性と衛生性、作業効率のすべてが高い水準で必要とされるからです。
たとえば、家庭用の流し台は1日に数回使う程度ですが、介護施設ではスタッフが一日に何十回も使用します。 食器の洗浄や手洗い、清掃用具のすすぎなど、用途が分かれているのも大きな特徴です。
また、高齢者のケアを行う場では、ちょっとした段差や角の形状が転倒やケガにつながるリスクになります。 そのため、角を丸めた設計や、滑りにくい床との相性も考慮する必要があります。
主な違いをまとめると以下のとおりです。
項目 | 家庭用流し台 | 介護福祉施設向け流し台 |
使用頻度 | 少なめ | 多い(スタッフ複数名) |
用途 | 調理・洗い物中心 | 調理、清掃、手洗いなど多用途 |
衛生性 | 通常レベル | 高水準(除菌・洗浄重視) |
安全性 | 一般基準 | 転倒・けがリスクを最小化 |
構造 | 単シンク中心 | 複数シンク・仕切りあり |
特に介護施設では、作業者の導線や使いやすさが作業効率に直結します。 たとえば、複数のスタッフが同時に作業できるように、シンクが2つ以上ある流し台が選ばれることも多く、実際の現場での導入数も増えています。
1.2 利用者・スタッフ双方の使いやすさを考える
介護福祉施設では、「使うのはスタッフだけ」と思われがちですが、高齢の利用者自身が手洗いや簡単な作業で使う場面も想定しなければいけません。 そのため、誰にとっても使いやすい“ユニバーサルデザイン”の考え方が欠かせません。
具体的には以下のような点が重視されます。
流し台の高さを調整できる設計 → 車椅子を利用する方でも無理なく使用可能な高さ設定が重要です。最近では「子どもの身長に合った高さで製作できる」学校向け設計の考え方を応用し、高齢者にも使いやすい高さ設計が増えています。
水栓は自動式やレバー式に対応可能 → 手をかざすだけで水が出る自動水栓なら、衛生面の向上に加えて、高齢者にも使いやすくなります。なお、介護施設で多く採用されているのは電池式の自動水栓で、設置の手間を減らせます。
手すりや足元空間の確保 → 高齢者が立ったまま使う場合にも、前かがみになりすぎず、足元に余裕がある構造が望ましいです。
衛生管理をしやすい材質と設計 → SUS304ステンレス製の流し台は、サビにくくて長く使えるうえ、清掃性が高く、細菌の繁殖も抑えやすいため、多くの施設で選ばれています。塩素系洗剤などの除菌剤を使用する場合は、洗剤をしっかり洗い流すことがサビ防止のポイントです。
また、用途によって流し台を分ける設計も重要です。 たとえば、調理用と清掃用で同じシンクを使うと衛生管理上のリスクが高まるため、
調理用流し台
手洗い・消毒用の流し台
清掃・用具洗浄用の流し台
といったように、目的別に分けて設置する施設が増えています。
こうした配慮がされていないと、以下のようなトラブルにつながることも。
手洗い場が調理場に隣接していて、交差汚染の可能性がある
シンクの深さが不十分で水はねが床に飛び、滑りやすくなる
スタッフが複数作業できず、待ち時間が増える
これらを防ぐためにも、現場の運用と動線にあわせた設計が必須です。
また、「入居者が使う流し台」と「職員が使う流し台」とでは、求められるポイントが大きく異なります。
入居者向け:安全性と直感的な操作性が重視されます。特に高齢者が使う場合、角のない設計や手を添えられる手すり、足元の空間確保などが求められます。水栓も自動式にすることで、使い勝手と衛生面の両方を高められます。
職員向け:業務効率と耐久性が重視されます。複数シンクによる作業分担、高い清掃性、耐薬品性に優れた素材選定などがポイントです。
施設の利用者層やスタッフの業務内容に合わせて、それぞれに最適な設計をすることで、作業効率も安全性も大きく向上します。
▶︎2. 素材・構造から選ぶ介護施設用流し台のポイント

2.1 衛生面と耐久性で選ばれる素材とは
介護福祉施設で使われる流し台は、衛生面と耐久性が何よりも重要です。 日々の業務で頻繁に使われるため、水・洗剤・消毒剤などに強く、清掃しやすい素材が求められます。
もっとも多く選ばれているのがSUS304ステンレス製の流し台です。 この素材はサビにくく、傷がついても補修がしやすいという特徴があります。 さらに、食品や医療機器にも使われるほど衛生的な素材として評価が高く、介護現場でも安心して使われています。
また、以下のような素材も用途に応じて使い分けられています。
素材 | 特徴 | 向いている用途 |
SUS304ステンレス | 錆びにくく耐薬品性が高い。長期間使える | 食器洗い、調理、手洗い用シンク |
人工大理石 | デザイン性が高く、見た目がやわらかい | トイレ前の手洗い、来客スペース |
メラミン化粧板+木製 | 収納棚などに使用。清掃性はやや劣る | 湿気が少ない室内収納スペース |
塩素系洗剤や除菌スプレーを使う場合でも、SUS304であれば高い耐久性がありますが、使用後は水でしっかり洗い流すことが大切です。 洗い残しがあると、塩素による腐食が起きてしまうこともあります。
また、表面にヘアライン加工を施すことで、細かい傷が目立ちにくくなるというメリットもあります。 見た目の清潔感を保つ上でも、こうした仕上げを取り入れる施設が増えています。
2.2 多人数作業や清掃のしやすさを考慮した構造設計
介護施設では、1人ではなく複数のスタッフが同時に作業を行うことがよくあります。 調理、洗浄、手洗い、清掃…それぞれの作業が重なる中で、作業効率を上げるためには構造設計が非常に重要です。
たとえば、以下のような設計が効果的です。
複数シンクを採用する
流し台を2槽以上にすることで、同時に異なる作業を進めることができます。
片側で調理器具を洗いながら、もう一方で手洗い
食器洗いとすすぎを分けて清潔な作業ラインを確保
用途別に分けることで交差汚染を防げるのも、大きなメリットです。
シンクの深さを十分に確保する
水がはねて床が濡れると、滑って転倒するリスクがあります。 そのため、深めのシンクにすることで安全性がアップします。 特にバケツや大型の調理器具を洗う場合は、シンクの深さが使いやすさを大きく左右します。
排水口の位置とゴミ受けの工夫
清掃のしやすさを考えると、排水口の位置が中央ではなく端寄りにある方が効率的です。 また、大きめのゴミ受けカゴを設けておくことで、排水詰まりを防止できます。
コーナーを丸く加工する「R仕上げ」
シンクや天板の角を丸めることで、汚れがたまりにくくなります。 また、手や指をぶつけるリスクも軽減でき、介護現場にぴったりです。
清掃性を高める素材と構造の工夫
壁と接する部分にバックガード(立ち上がり)をつけて、水はねを防止
天板とシンクの継ぎ目がない一体型構造で、拭き掃除がしやすい
必要がなければ底板や背板をなくしてコストダウンと通気性アップを両立
こういった細かな配慮がされていないと、次のような失敗が起こりがちです。
よくある失敗例と対策
清掃しにくい設計で汚れが蓄積 → コーナーを丸く加工し、排水口周辺に凹凸を作らないようにする
スタッフがすれ違えず作業効率が悪化 → 流し台をL字型やI字型に配置して動線を工夫
収納部分にカビが発生しやすい → 通気性を高めたオープン構造や、底板なし設計に変更
▶︎3. 介護福祉施設向け流し台でよくある失敗と対策

介護福祉施設の流し台は、使いやすさ・安全性・衛生管理の観点から高いクオリティが求められます。 しかし、実際の導入では「思ったより使いづらい」「掃除が大変」「危険が潜んでいた」といった設置後のトラブルが後を絶ちません。
ここでは、現場でよく起きがちな失敗と、その具体的な対策を詳しくご紹介します。
3.1 高さ・シンク形状で起こる使いにくさ
介護施設では、利用者の身長や身体状況に配慮した設計が必須です。 にもかかわらず、一般的な高さの既製品をそのまま設置してしまうと、使用者にとって負担になることがあります。
よくある失敗①:高さが合っていない
車椅子の方が手を届かせにくい
高齢者が前かがみになって使う必要があり、腰に負担がかかる
スタッフにとっても、中腰の姿勢での作業が続くことで疲労が蓄積する
【対策】 使う人に合わせて高さを設定できるオーダーメイド設計が効果的です。 特に子ども向け流し台と同様に、個別の身長や利用スタイルをもとにした設計が必要です。
よくある失敗②:シンクが浅すぎる・狭すぎる
水はねが激しく、床が濡れて滑りやすくなる
大きめの鍋やバケツが洗いにくい
同時に複数人が作業できず、作業効率が悪化
【対策】 深めかつ広めのシンクを採用することで、安全性と作業効率がアップします。 また、複数シンクに分かれた設計で、用途別に使い分けられるとより快適です。
3.2 素材や設備選びのミスによるトラブル
素材の選び方や設備の仕様ミスも、使い始めてから「こんなはずじゃなかった」と気づく原因になります。
よくある失敗③:耐薬品性が弱く、サビが出る
除菌スプレーや塩素系洗剤を使ったあとにすすぎが不十分で、金属部分にサビが発生
特に湿気が多い場所や、水はねが多い環境では劣化が早まる
【対策】 SUS304ステンレス素材を選ぶことで、耐久性・耐薬品性ともに安心。 加えて、塩素系洗剤を使った後はよく水で洗い流すことを、マニュアル化するのも効果的です。
よくある失敗④:自動水栓が誤作動しやすい、電源が確保できない
手をかざしても水が出ない
電源工事が必要だったが、想定していなかったため工事が遅れた
【対策】 電池式自動水栓を選べば、電源工事が不要で設置もスムーズ。 介護施設では、安全面・衛生面の両面から自動水栓のニーズが高いため、仕様の確認は事前にしっかり行いましょう。
3.3 衛生管理が難しくなる設計とは
介護現場では、衛生トラブルが健康被害に直結する可能性があるため、清掃のしやすさや、用途分けの設計が極めて重要です。
よくある失敗⑤:調理・清掃・手洗いを同じシンクで済ませている
作業ごとに使い分けできないため、交差汚染のリスクが高まる
一見効率的に見えるが、実は非衛生的で、利用者への感染対策として不十分
【対策】 用途別にシンクを分ける設計が最も有効です。 流し台の数を増やせない場合でも、間仕切りを設ける、作業時間を分けるなどの運用面での工夫も必要です。
よくある失敗⑥:排水溝まわりが掃除しづらく、汚れがたまりやすい
排水口の位置が不適切で、ゴミが流れにくい
排水カゴが小さすぎてすぐに詰まる
水はねでカビやヌメリが発生しやすい
【対策】
排水位置はシンクの端寄りに設ける
ゴミ受けは取り外し可能で、清掃しやすいサイズと構造を選ぶ
壁面にはバックガードを設置し、水はねを防止する設計にすると、壁との隙間に汚れがたまりにくくなります
▶︎4. 設置場所別に見る施設向け流し台の設計アイデア
介護福祉施設における流し台は、設置場所によって求められる機能や仕様が大きく変わります。 調理・清掃・衛生管理など、それぞれの役割に適した流し台を設置することで、作業効率の向上や感染リスクの低減が実現できます。
このセクションでは、介護施設でよく見られる設置場所ごとに、どんな仕様が適しているのか、設計のポイントを解説していきます。
4.1 調理・食事関連エリアに最適な流し台
食事の準備や片付けに使われる流し台は、特に耐久性・清掃性・作業効率の高さが求められます。調理器具や食器の洗浄など、多くの作業が集中するため、構造に工夫が必要です。
設計のポイント:
2槽以上のシンクを設けて、洗い・すすぎを分離 → 一方で食器を洗い、もう一方ですすぐなど、作業が同時進行できる設計が◎
深めのシンクで水はねを防止 → フライパンや鍋など大きな調理器具も洗いやすい
ステンレス製(SUS304)を使用し、耐久性と清掃性を確保 → 熱や洗剤に強く、長持ちしやすい
よくある失敗:
浅いシンクで床が濡れやすく、転倒リスクが高まる
排水口のゴミ受けが小さく、すぐに詰まる
壁との隙間に汚れがたまりやすい設計
これらを避けるには、バックガード付きの一体型シンクや、端寄り排水構造+大きめゴミ受けなど、細かい部分まで考え抜かれた設計がカギになります。
4.2 手洗い・衛生スペースで求められる仕様
感染症対策の重要性が増す中、手洗いや消毒がスムーズに行える流し台の設計は欠かせません。 特に出入口や食堂のそばなど、人が集まる場所では、安全・衛生の両立が求められます。
設計のポイント:
自動水栓の採用で非接触対応 → 感染対策の基本。電池式なら配線工事も不要
手洗い専用の独立した流し台 → 調理や掃除と併用しないことで交差汚染を防止
人工大理石など柔らかい印象の素材も人気 → 来客や利用者が直接使う場面でも、印象を損なわない
よくある失敗:
調理エリアと手洗いエリアを兼用してしまう → 利便性はあるが衛生管理の観点ではリスクが高い
水栓まわりの水はねで、床が滑りやすくなる → 床素材との相性や、水切り設計も考慮が必要
手洗い場は衛生管理の要です。 「手を洗いやすい」だけでなく、「清潔に保ちやすい」「周囲に水が飛び散らない」ような設計を意識しましょう。
入居者が使用する手洗い台であれば、高さを低めに設計したり、滑りにくい床材との組み合わせに配慮するなど、安全面を優先した設計が重要です。
一方、職員用であれば、動線や複数人同時利用を前提にした広さや自動水栓のレスポンス性能なども検討ポイントになります。
4.3 清掃・用具洗浄に適した設計ポイント
清掃用品を洗ったり、モップやバケツをすすぐ用途に使われる流し台は、汚れや負荷に強い構造が求められます。
特に施設の裏方であるこのスペースでは、清掃の効率を左右するため、作業負担を減らす設計が重要です。
設計のポイント:
大型で深めのシンクを採用 → モップやバケツがすっぽり入るサイズ感が理想
用具専用の独立した流し台にする → 調理・手洗い用と分離しておくことで、衛生区分を明確に
底板・背板を省いた構造で湿気・カビ対策 → 水がこもらないので、掃除しやすく衛生的
よくある失敗:
清掃用具を洗うためのスペースが確保されていない
他の用途と兼用してしまい、雑菌繁殖の原因に
シンクが浅く、作業中に水が飛び散ってしまう
こうしたミスを防ぐには、初期段階で用途を明確にし、それぞれに合った設計をすることが不可欠です。
また、施設の裏側の設備こそ、使いやすくすることで作業時間を短縮し、スタッフの負担軽減につながります。
▶︎5. 既製品とオーダーメイド、施設に合うのはどっち?
介護福祉施設で流し台を導入する際に、必ず検討するのが「既製品にするか、オーダーメイドにするか」という選択です。
どちらにもメリット・デメリットがあり、施設の運用方法や設置スペース、重視したいポイントによって最適な選択肢は変わってきます。
このセクションでは、それぞれの特徴と注意点、そして後悔しないための判断基準についてわかりやすく解説します。
5.1 既製品のメリットと限界
既製品の流し台は、カタログやショールームで見てすぐに選べるのが最大の特徴です。 価格も比較的安価で、短納期で導入できる点が魅力です。
【既製品の主なメリット】
納期が短く、すぐに導入できる
製品ごとに仕様が明確なので選びやすい
価格帯が安定しており、予算が立てやすい
施設の中でも、「とにかく早く設置したい」「コスト重視で機能は最低限でよい」というケースでは、既製品が有効です。
ただし、既製品には「現場の条件に完全に合わない可能性」という課題があります。
【既製品のよくあるデメリット】
設置スペースと合わず、すき間や無駄が生じる
シンクの深さや高さが合わず、作業しづらい
必要な機能が不足している
既製品を選ぶ場合は、施設の間取り・作業内容に十分マッチしているかを事前に確認することが重要です。 もし「少しでもサイズが合わない」「使い勝手に妥協したくない」という場合は、オーダーメイドの方が適しています。
5.2 オーダーメイドで広がる設計の自由度
オーダーメイドの流し台は、設置環境や使用目的に応じてサイズ・形状・素材・機能すべてを自由に設計できるのが最大のメリットです。
【オーダーメイドの主なメリット】
設置場所にぴったり合ったサイズで製作可能
シンクの数・深さ・高さを使う人に合わせて調整できる
手洗い用/用具洗浄用など、用途別に最適な構造を選べる
自動水栓や収納形状など、必要な機能を無駄なく搭載できる
たとえば、限られたスペースで複数の作業を同時にこなしたい場合には、L字型のカウンターと一体化した流し台を設置したり、 高齢者の利用を想定して足元スペースを広めに確保した設計にするなど、「現場で本当に必要とされる仕様」に対応できるのが強みです。
ただし、オーダーメイドにも注意点はあります。
【オーダーメイドの注意点】
製作・納品までに時間がかかる(数週間~数ヶ月)
細かい仕様の打ち合わせが必要になる
選ぶ材質や構造によって価格に差が出やすい
また、「特注=高額・面倒」と思われがちですが、近年では製作工程の効率化が進み、比較的リーズナブルに製作できるケースも増えています。
スタッフや利用者の声を反映して製作できるため、使いやすさの面での満足度は非常に高いのが特徴です。
5.3 流し台選びに失敗しない判断基準
既製品とオーダーメイド、どちらを選ぶか迷ったときは、以下のような観点で判断すると後悔が少なくなります。
【判断基準の例】
判断ポイント | 既製品が向いている場合 | オーダーメイドが向いている場合 |
設置スピード | とにかく早く設置したい | 納期に余裕がある |
コスト | 予算が限られている | 長期目線で最適な設備に投資したい |
設置場所 | 標準的なスペース | 狭小スペース・変形スペース |
使用目的 | 一般的な作業用途 | 複数用途や特殊作業がある |
衛生・安全 | 最低限の基準を満たせばOK | 衛生・安全に強く配慮したい |
「作業効率を重視したい」「複数人で同時に作業したい」「掃除がしやすい設計にしたい」といった要望がある場合、既製品では対応しきれないことが多いため、オーダーメイドの方が満足度の高い選択になります。
▶︎6. オーダーも安心!ヒライファシリティーズの流し台製作
介護福祉施設で流し台を導入する際、 「オーダーメイドは高そう」「手間がかかりそう」といった不安から、既製品を選ぶしかないと考えてしまう方も多いかもしれません。
しかし、ヒライファシリティーズでは、オーダーメイドでも安心して導入できる体制が整っており、実際に多くの施設で採用されています。
このセクションでは、ヒライファシリティーズが選ばれている理由と、その強みについて詳しくご紹介します。
6.1 現場対応力があるからできる提案力
流し台は設置する空間や使い方によって、最適な仕様が大きく異なります。 「実際にどんな使われ方をするのか」「周囲のスペースはどれくらいか」といった、現場の状況を把握していなければ本当に必要な提案はできません。
ヒライファシリティーズでは、経験豊富なスタッフが現地調査を行い、施設の構造や導線、使用目的を丁寧にヒアリング。 そのうえで、サイズ・形状・素材・機能のすべてを最適化した設計を提案します。
「流し台をどう使いたいか」ではなく、「どんな場面で、誰が、どんな作業をするか」までをしっかり考慮する提案力が強みです。
加えて、「入居者が使う流し台」と「職員が使う流し台」といった利用者別のニーズの違いにも対応できる柔軟さが強みです。
たとえば、入居者向けには安全第一の低め設計・非接触操作、職員向けには耐久性と作業効率を両立した仕様など、目的に応じた最適設計をご提案できます。
たとえば以下のようなケースにも柔軟に対応できます。
車椅子利用者のための高さが低めのシンク設計
多人数で同時に作業できる二槽・三槽タイプのレイアウト
清掃エリアのために底板・背板を省いた設計で通気性を確保
塩素系洗剤や消毒剤を日常的に使う前提で耐薬品性の高い素材を選定
このように、現場を見てから考える提案だからこそ、施設側の「こうしたかった」が実現しやすくなります。
6.2 特注でも使いやすく、身近に感じるサポート体制
オーダーメイドというと、 「打ち合わせが面倒」「完成まで時間がかかる」「相談しづらい」などのハードルを感じる方も少なくありません。
ヒライファシリティーズでは、こうした不安を解消するためのサポート体制も充実しています。
【安心のサポート体制】
初期の相談・現場調査・見積もりはすべて無料
専門スタッフが施工条件や必要機能を丁寧にヒアリング
図面やレイアウト案の作成もスピーディーに対応
設置後のアフターサポートも万全
また、特注製品で心配されやすい製作期間や費用感についても、事前にしっかり説明があるため、安心して導入を検討できます。
さらに、製品の製作と設置工事を別業者で行う場合、連携不足によってミスが発生しやすくなりますが、 ヒライファシリティーズでは、製造側と施工側の連携を重視した体制が整っており、現場での不備やトラブルを最小限に抑えることが可能です。
「オーダー=面倒、大変」というイメージを払拭する対応力こそが、ヒライファシリティーズが選ばれている理由です。
6.3 教育・福祉施設への豊富な納入実績
ヒライファシリティーズの強みは、提案力や製作体制だけではありません。 実際に多くの教育施設や介護福祉施設へ流し台や特注家具を納入してきた実績があり、その経験を活かした提案ができるのも大きなポイントです。
【納入実績の一例】
小学校・中学校・高校への理科用流し台や実習用シンク
大学の研究施設への特注洗浄台
高齢者施設・障がい者支援施設への多目的流し台
病院・クリニックのバックヤード用手洗い台
こうした施設では、安全性・清掃性・耐久性など、高い品質基準が求められる現場ばかりです。 それでもヒライファシリティーズが信頼されているのは、これまでの経験と対応力がしっかりと形になっているからです。
また、地域に根ざした対応を重視しており、埼玉・東京を中心とした一都三県とその周辺地域に対応しています。 「近くで相談できる業者を探していた」という理由で依頼されることも多く、フットワークの軽さも高評価につながっています。
「オーダーメイドだから高い」「時間がかかる」ではなく、 「オーダーメイドだからこそ、使いやすくて安心できる」——これがヒライファシリティーズの考え方です。
介護福祉施設の現場に本当に必要な流し台を、現場と向き合いながら一緒につくっていく。 そんな姿勢が、長年にわたって選ばれ続けている理由のひとつです。
▶︎学校・施設向け流し台なら株式会社ヒライファシリティーズへ
学校・施設にぴったり合った特注流し台や収納家具を、スムーズ&安心でご提供しています。
耐久性・使いやすさにこだわった製品で、長く安心してご使用いただけます。
学校・施設向け特注流し台・家具の導入をご検討の方は、ぜひ株式会社ヒライファシリティーズへご相談ください。



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