学校・施設向け人工大理石のメリットとデメリット
- 平井昌司
- 2025年11月8日
- 読了時間: 13分

▶︎1. 人工大理石とは?特徴と基本知識

1.1 人工大理石とは?素材の特徴を解説
人工大理石とは、天然鉱物(大理石粉など)と樹脂を混ぜて成形した人工素材のことです。見た目は大理石のように高級感がありながら、天然石より軽くて扱いやすく、近年では住宅だけでなく、学校や各種施設の流し台・作業台にも幅広く使用されています。
人工大理石の主な特徴は以下の通りです。
継ぎ目のない一体成型ができるため、掃除が簡単で清潔に保ちやすい
表面がなめらかで、子どもが触れても安心できる優しい手触り
色柄のバリエーションが豊富で、空間に合わせたデザインが可能
天然石より軽量で、加工性が高く現場での施工もしやすい
耐水性・耐汚性に優れており、シミや水アカがつきにくい
さらに、使用される樹脂には「アクリル系」と「ポリエステル系」があり、アクリル系は耐久性や耐熱性に優れるため、多くの学校施設ではアクリル系人工大理石が採用されています。
1.2 ステンレスや天然大理石との違い
人工大理石を導入する際に比較されやすいのが、ステンレス製や天然大理石のカウンターやシンクです。それぞれに特長があり、使用目的や設置環境に応じて最適な素材を選ぶことが大切です。
以下に3つの素材の主な違いをまとめました。
見た目の印象
人工大理石:温かみがありカラーバリエーションが豊富 ステンレス:スタイリッシュで無機質、光沢感あり 天然大理石:重厚で高級感が強い
耐久性・傷つきやすさ
人工大理石:比較的傷に強く、補修もしやすい ステンレス:硬くて耐久性は高いが、傷や水アカが目立ちやすい 天然大理石:割れやすく、メンテナンスが難しい
メンテナンス性
人工大理石:汚れが染みにくく、掃除がラク ステンレス:サビには強いが、指紋や水垢がつきやすい 天然大理石:薬品や水分に弱く、こまめなケアが必要
学校や施設のように多人数で日常的に使う環境では、人工大理石の「扱いやすさ」と「清掃性の高さ」が大きなメリットになります。
▶︎2. 人工大理石のメリットと活用シーン

2.1 デザイン性と清掃性の高さ
人工大理石が教育施設や公共施設で選ばれる理由のひとつに、見た目の美しさと日々の清掃のしやすさがあります。実用性だけでなく、空間全体の印象を左右する素材としても優秀です。
以下の点が大きなメリットです。
色柄が豊富で、空間に合ったコーディネートが可能
やわらかい質感とマットな表面で、落ち着いた印象を与える
継ぎ目のない一体成型により、ゴミや汚れが溜まりにくい
洗剤や水に強い素材なので、毎日掃除しても劣化しにくい
除菌スプレーや塩素系洗剤も使用可能(※使用後はよく洗い流す)
とくに学校では、子どもたちが毎日使う手洗い場や流し台などにおいて、衛生管理が求められます。人工大理石は清掃性が高く、見た目もスッキリしているため、教育現場に非常に適した素材といえます。
見た目も衛生面も重視したい現場では、人工大理石がバランスのとれた選択肢です。
2.2 傷がつきにくく割れにくい構造
人工大理石は、見た目が美しいだけでなく、強度や耐久性の面でも安心できる素材です。毎日使用する学校や施設の流し台では、ちょっとした衝撃や摩擦が日常的に発生しますが、人工大理石はそうした環境にも耐える構造を持っています。
主な特長は以下の通りです。
表面が硬く、細かいキズがつきにくい
万が一キズがついても研磨で補修しやすい
衝撃に強く、ひび割れしにくい構造
水に強く、湿気やカビの心配が少ない
薬品や洗剤にもある程度の耐性がある(※強い薬剤使用時は注意)
また、施設用の大型流し台では、調理教室など複数人で行う作業や大型の実験器具を扱う作業などもありますが、人工大理石はそのような用途にも十分対応できる強度を備えています。
割れにくく傷つきにくいという点は、長期的な使用を想定する現場において、大きな安心材料になります。
2.3 加工しやすく、オーダーメイドに最適
人工大理石は、素材自体がやわらかく加工しやすいため、現場ごとの要望に合わせたオーダーメイド製作に非常に向いています。限られたスペースや特殊な設計が必要な学校・施設にとって、大きなメリットになります。
具体的なメリットはこちらです。
曲線や複雑な形状にも対応可能
シンクやカウンターを一体で製作できる
スペースや高さを細かく調整できる(例:子どもの身長に合わせた設計)
用途に応じて形状やサイズを自由に設定できる
水栓や排水位置、機能の追加も柔軟に対応できる
たとえば、複数人が同時に作業できるような流し台や、用具洗浄用に独立したスペースが必要な実験室などにも、柔軟に設計対応できます。さらに、収納スペースを重視しない場合は、底板や背板を省くなどしてコストを抑えることも可能です。
人工大理石は、機能性とコストのバランスを取りながら、設置場所にぴったりの仕様でつくれる素材です。
▶︎3. 人工大理石のデメリットと注意点

3.1 熱や薬品に弱いって本当?
人工大理石は扱いやすく見た目も美しい反面、熱や一部の薬品に弱いという弱点があります。特に学校や施設では、さまざまな用途で使用されるため、使用時の注意点を把握しておくことが大切です。
注意すべきポイントは以下の通りです。
高温の鍋や器具を直接置くと変色や変形の原因になる
IHクッキングヒーターとの併用では断熱処理が必要
塩素系洗剤や強酸・強アルカリ性の薬品で劣化する可能性がある
熱湯を流す場合も、冷水で希釈してから行うのが安全
薬品使用後はしっかり水で洗い流すことが重要
教育施設では、実験や調理などで高温の器具や薬品を扱う場面が少なくありません。そうした中で人工大理石を使用する場合は、断熱マットを敷く、保護材を使うなどの対策を事前に講じておくと安心です。
人工大理石の弱点を知っておけば、劣化を防ぎながら長く快適に使えます。
3.2 経年劣化と変色リスク
人工大理石は耐久性の高い素材ですが、長期間使用すると変色やツヤの低下といった経年劣化が起こることがあります。特に学校や施設のように使用頻度が高い現場では、日頃の使い方やメンテナンスが大きく影響します。
経年劣化の主な要因は以下の通りです。
日光や紫外線による色あせ・黄ばみ
洗剤や薬品の成分が表面に残ることで劣化
研磨によるツヤの低下や表面の摩耗
硬い物の擦れによる微細な傷が蓄積
熱や油分が染み込むことでの変色
ただし、人工大理石は表面を研磨することである程度補修が可能な素材です。軽い変色や小傷なら、メンテナンスで見た目を回復させることもできます。
また、日頃から柔らかい布で水拭きする、強い薬剤を避けるなどの習慣を身につけることで、経年劣化を最小限に抑えることができます。
人工大理石を長くきれいに使うためには、日常のケアと使い方がとても重要です。
3.3 ステンレス製とのコスト比較
人工大理石は高機能で見た目も美しい素材ですが、ステンレス製と比較すると、やや価格が高くなる傾向があります。予算や用途に応じて、どちらの素材が適しているかを検討することが大切です。
以下に、それぞれの特徴とコスト面の違いをまとめます。
人工大理石の特徴
・デザイン性が高く、見た目がやわらかい
・一体成型でき、清掃性も高い
・やや高価だが、補修可能で長く使える
・樹脂素材のため、熱や薬品にやや注意が必要
ステンレスの特徴(SUS304など)
・サビにくく、耐久性が非常に高い
・衝撃や熱に強く、過酷な環境にも対応
・水アカや指紋はつきやすいが、メンテナンスは簡単
・価格は比較的抑えられており、コストパフォーマンスが良い
また、材質(ステンレスのグレードや木部の仕様)によって価格に差が出るため、導入時には詳細な見積もりが重要です。
人工大理石は、多少コストが上がっても「見た目・衛生面・加工の自由度」を重視する現場におすすめです。
▶︎4. 長くきれいに使うためのメンテナンス方法
4.1 日常のお手入れのポイント
人工大理石を美しく、清潔な状態で長く使うためには、日常的なお手入れがとても大切です。特別な道具を使わなくても、簡単な習慣を取り入れるだけで劣化や汚れを防ぐことができます。
以下が基本的なお手入れのポイントです。
使用後はすぐに水拭き・乾拭きで仕上げる
中性洗剤を使った軽い掃除を定期的に行う
アルカリ・酸性洗剤の使用は避けるか、使用後すぐに洗い流す
濡れたまま放置せず、乾いた布で拭き上げる
汚れがこびりつく前に、柔らかいスポンジでこまめに掃除する
学校や施設では、多くの人が頻繁に使用するため、清掃のしやすさと衛生管理が非常に重要です。人工大理石は表面がなめらかで汚れが落としやすい反面、放置するとシミになる場合もあります。
日々のシンプルなケアが、人工大理石の美しさと機能性を長く保つコツです。
4.2 やってはいけないNG行動
人工大理石を使用するうえで、知らずに行ってしまうと劣化や変色の原因になる行動があります。日々のお手入れでは「やるべきこと」と同じくらい「やってはいけないこと」も大事です。
以下のような行動は避けましょう。
熱い鍋やフライパンを直接置く(変形・変色の原因)
漂白剤・塩素系洗剤を長時間放置する(素材が痛む)
硬いブラシや研磨剤入りスポンジでゴシゴシ擦る(表面に細かいキズが残る)
油汚れや薬品を放置する(シミや黄ばみの原因)
強い酸性・アルカリ性の薬品を繰り返し使用する(素材の劣化が早まる)
塩素系洗剤や除菌スプレーは使える場合もありますが、使用後にしっかり水で洗い流すことが前提です。特に教育施設では、利用者の安全や衛生を守るためにも、こうした注意点を共有しておくことが大切です。
素材の特性を理解して、NG行動を避けることで、人工大理石の寿命は大きく伸ばせます。
4.3 トラブル時の対処法と補修の考え方
人工大理石は優れた素材ですが、使用中に傷や変色、シミなどのトラブルが発生することもあります。その際、早期に適切に対処することで、見た目や機能を回復させることが可能です。
トラブル時の対処法として、以下の方法があります。
軽いキズやスクラッチ:研磨剤入りのコンパウンドやスポンジで磨くことで、目立たなくすることができる
シミや汚れ:汚れが浅い場合は、中性洗剤と柔らかい布で軽く拭き取る
深いシミや黄ばみ:シミ取り専用のクリーナーを使うか、プロによる研磨を検討
ひび割れや欠け:補修キットや専用の樹脂で埋める(目立たない位置なら自分で修理可能だが、目立つ場所は専門業者に依頼)
また、深刻な損傷やひび割れが発生した場合は、無理に修理せず専門業者に相談することをお勧めします。特に大きな損傷は、見た目だけでなく、水漏れや機能不全の原因にもなりかねません。
トラブルに早めに対応し、専門の補修方法を取り入れることで、人工大理石を長く快適に使用できます。
▶︎5. 学校・施設向け人工大理石製品ならヒライファシリティーズへ
5.1 オーダーメイドの強みと実績
株式会社ヒライファシリティーズは、学校や施設向けに特注流し台や収納家具を提供している企業で、人工大理石を用いたオーダーメイド製品の製作にも豊富な実績があります。
オーダーメイドの最大の強みは、施設や使用目的に完全にフィットする製品を作成できる点です。
オーダーメイドのメリットとして、以下が挙げられます。
現場のニーズに完全対応:現場の状況を確認し、最適なサイズ・形状で製作できる
多人数対応の流し台:複数人が同時に作業できるよう、シンクを複数設置するなど、使用人数に合わせた設計
用途に合わせた機能追加:洗眼用シャワーや用具洗浄専用のスペースを組み込むなど、特別な要望にも対応
耐久性の高い材質選定:耐熱性や耐薬品性を考慮して、適切な人工大理石を選定
デザイン自由度:学校や施設のテーマに合わせた色や柄を選ぶことができ、空間に調和したデザインが可能
ヒライファシリティーズは、これまでに多数の教育機関への納入実績があり、安心してご依頼いただけます。
5.2 多人数作業に対応したシンク・流し台設計
学校や各種施設では、複数の人が同時に使用する流し台やシンクが必要となる場面が多くあります。
特に、理科実験室や調理室、洗面所などでは、複数人で効率的に作業できる設計が求められます。ヒライファシリティーズでは、こうしたニーズに応じたオーダーメイドのシンクや流し台を提供しています。
主な特長は以下の通りです。
複数シンクの設置:一度に複数の作業ができるよう、シンクの数や配置を工夫
作業効率を重視した設計:各シンクの深さや大きさを調整し、用途に合わせて最適な設計
省スペース設計:限られたスペースでも効率的に作業ができるよう、コンパクトで機能的な設計
強化された耐久性:耐熱・耐薬品性を考慮し、長期間使える素材を選定
衛生面の配慮:汚れが溜まりにくい一体型成型で、掃除が簡単
これらの設計により、学校や施設の利用者が快適に、そして安全に作業できる環境を提供します。特に、理科室の実験台や調理室での使用に最適な構造を追求しています。
ヒライファシリティーズのシンク設計は、実際の使用状況を踏まえた最適な提案が可能です。
5.3 安心のアフター対応と提案力
株式会社ヒライファシリティーズでは、製品納入後のアフターサービスも充実しており、学校や施設のニーズに合わせて長期的にサポートを提供しています。
特に、人工大理石を使ったシンクや流し台は長期使用に耐える設計が求められるため、納入後も安定した機能を維持できるようサポートしています。
アフターサービスと提案力の強みは以下の通りです。
施工後の迅速な対応:万が一のトラブルにも素早く対応し、問題解決を図る
定期的なメンテナンスサポート:使用状況に応じて定期的な点検・メンテナンスを提案
長期的な使用に対するアドバイス:耐久性や補修方法に関するアドバイスを提供
現場状況に応じた提案:設置後も施設の利用状況に応じて改善案を提案
製造工場との連携:製造から設置まで一貫してサポートし、スムーズな対応
ヒライファシリティーズでは、納入後のサポート体制も万全で、施設の長期的な運用を支える頼れるパートナーとしてお手伝いします。
▶︎6. まとめ:人工大理石の特性を理解して、最適な選択を
人工大理石は、見た目の美しさと高い機能性を兼ね備えた素材で、学校や各種施設の流し台、作業台として非常に適しています。デザイン性、耐久性、清掃性の高さに加え、加工の自由度も高いため、施設のニーズに合わせたオーダーメイドが可能です。
しかし、使用するにあたっては熱や薬品に弱い点、経年劣化による変色リスクがあることも理解しておくべきです。それらを予防するためには、日々のメンテナンスと使用方法の工夫が大切です。
最終的な選択をする際は、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
デザイン性・機能性を重視したい場合、人工大理石が最適
コスト重視であれば、ステンレス製の流し台も選択肢に
特注品のニーズがある場合、オーダーメイドでの対応が可能
長期的な使用を考慮したアフターサービスが重要
株式会社ヒライファシリティーズでは、施設のニーズに合わせた最適な製品を提案し、導入後のサポートも充実しています。人工大理石のメリットを活かし、施設に最適な選択をしましょう。
▶︎学校や施設の人工大理石導入なら株式会社ヒライファシリティーズにお任せください
耐久性とデザイン性を兼ね備えた人工大理石のシンクやカウンターを提供しています。学校や施設に最適なオーダーメイド対応、メンテナンスサポートも充実。
詳しい施工事例や製品情報は、ホームページでご確認ください。



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